Amazonには月額500円で利用できるAmazonプライムという会員制度があり、Amazonで頻繁に(月2回程度)買い物をされるなら入会する方がお得です。
プライム会員の特典には、配送料が無料になったり、プライムビデオやプライムミュージックというデジタルコンテンツを利用したりと、月額500円とは思えないほど充実した特典が利用できます。
Amazonプライムについての記事はこちら
プライムビデオだけじゃない!Amazonプライムの魅力を一挙紹介
今回は、このプライム会員の特典をプライム会員以外でも利用できる「家族会員」と「アカウント共有」について詳しく紹介します。
・家族会員に登録したけど、プライムビデオが使えない!
・アカウント共有ってなに?
・家族会員とアカウント共有って何が違うの?
このような疑問をお持ちの方は、是非最後までお付き合いください。
この記事を読むと、
・家族会員とアカウント共有の違い
・家族会員、アカウント共有とは何か
・どちらが自分に合っているか検討資料になる
以上のことがわかります。
それでは、家族会員とアカウント共有の明確な違いからご説明します。
家族会員とアカウント共有は別物
多くのブログで「家族会員」と「アカウント共有」がごちゃ混ぜになってしまっています。家族会員の事を調べているのに、「それはアカウント共有の話でしょ?」とツッコミたくなる記事がたくさんあります。
「家族会員だとプライムビデオの視聴履歴がバレる」等のタイトルで記事にしている方がいらっしゃいますが、そもそも家族会員ではプライムビデオは利用できません。
ということで、初めに「家族会員」と「アカウント共有」の違いを明確にしておきます。
家族会員とは、プライム会員1人につき同居家族の内2人までをプライム会員のアカウントに紐付けて、特定のプライム特典を利用できる会員(又はサービス)のことです。
プライム会員の家族にも特定のプライム特典を味わってもらおうという、Amazonの太っ腹なサービスです。
アカウント共有とは、1つのプライムアカウントに複数のデバイスを登録することで、各デバイスでプライム特典を利用可能にすることです。
本来は「デバイスの追加」と呼ばれる機能で、プライム会員自身が保有する各種デバイスをAmazonに登録することにより、いつでもどこでもプライム特典を利用できることを目的としています。
この機能を利用し、パートナーや子供のデバイスをAmazonに登録します。すると、プライム会員以外の家族も全てのプライム特典が利用できます。これが「アカウント共有」です。
このように「家族会員」と「アカウント共有」は全く別物です。
プライム家族会員とは?
Amazonプライムには「家族会員(プライム特典の共有)」という仕組みがあり、プライム会員以外の家族もプライム特典を利用できます。しかし、全てのプライム特典を利用できるわけではありません。
家族会員の条件は2つ
①同居家族であること
②最大2人まで
1、それぞれがAmazonアカウントを持っていること、持っていない場合は作成する必要があります。
2、本会員がPrime Styudentの場合、家族会員を登録することはできません。
家族会員が利用できるプライム特典
・お急ぎ便が無料
・お届け日時指定便が無料
・特別取扱商品の取扱手数料が無料
・プライム会員限定先行タイムセール
・ライフ/バロー
・Amazonフレッシュ
上記特典が利用可能です。
家族会員のメリット
家族会員のメリットを紹介します。
・会費なしで特典が利用できる
・家族間でもプライバシーが守られる
会費なしで特典が利用できる
家族会員が利用できるプライム特典は先に挙げましたが、1人分の会費で家族2人まで特典を利用できます。
例えば、プライム会員が留守中でも、Amazonショッピングが楽しめたり、買い物をお願いする手間も省けます。人気商品のタイムセールは時間との勝負、家族会員ならいつでも参加できます。
家族間でもプライバシーが守られる
家族といえども知られたくない、時にはそういう買い物もあるでしょう。
でも大丈夫。それぞれが別のAmazonアカウントでログインしますので、商品の「購入履歴」や「閲覧履歴」を家族に知られることはありません。
家族会員のデメリット
上記のようなメリットがありますが、当然デメリットもあります。
・特定のプライム特典が利用できない
特定のプライム特典が利用できない
プライムビデオ、プライムミュージック、プライムリーディングなどの特典は利用できません。これらのデジタルコンテンツを利用する場合は、家族会員をやめてプライム本会員に登録する(別途費用が発生します)か、「アカウント共有」をしなければなりません。
アカウント共有(デバイスの追加)
先でご説明した通り、アカウント共有とは1つのプライムアカウントに複数のデバイスを登録し、プライム会員以外のデバイスでもプライム特典を利用でる仕組みです。登録したデバイスでは全ての特典が利用可能になります。
1つのID・パスワードを共有することで多くのメリットが得られますが、逆に多くのデメリットも存在します。
アカウント共有(デバイス追加)のメリット
・全てのプライム特典が利用可能になる
・登録が簡単
・情報の一括管理ができる
・家族以外でも利用可能
全てのプライム特典が利用可能になる
アカウント共有の最大のメリットとも言えます。プライム会員のアカウントでログインするので、全てのプライム特典が利用可能です。プライムビデオ、プライムミュージック、プライムリーディングなどのデジタルコンテンツも各々のデバイスから利用できます。
登録が簡単
Amazonプライムのページから追加することもできますが、お手持ちのFire TV、スマートテレビ、スマホ、タブレット等の対応デバイスでプライムアカウントを使ってAmazonにログインするだけでOKです。
情報の一括管理ができる
購入履歴や購入金額などの情報や、その他プライム会員の情報を一括管理できます。
家族以外でも利用可能
仕様上家族以外でもアカウントを共有することは可能です。離れて暮らす家族や恋人、友人でも可能です。
Amazonプライム規約では下記のように記載されています。利用される場合は自己責任にてお願いします。
Amazonプライム会員規約より抜粋
お客様は、本規約において認められる場合を除き、自己の会員資格又はその特典(プライム会員登録又は特典利用のためのプロモーションコードを含む)を譲渡又は移転することはできません。
Amazonプライム会員規約より抜粋
家族以外でも利用は可能ですが、ショッピングやビデオレンタルなどもできますので、金銭問題に発展する可能性があります。よくお考えの上ご利用ください。
アカウント共有(デバイス追加)のデメリット
・各種履歴が共有される
・家族間のプライバシーは皆無
・子供が自分の部屋にこもりがちになるかも
各種履歴が共有される
Amazonには過去の取引データから、興味がありそうな情報を教えてくれる便利な機能があります。
ショッピングでは、閲覧しただけで購入していない商品や、以前購入した商品に関連した商品を紹介してくれる機能。プライムビデオでは、過去に視聴したビデオや視聴途中で中断しているビデオ、よく視聴するカテゴリーのビデオなどを紹介してくます。
1人でプライムを利用する際にはとても便利な機能ですが、複数人で利用するとこの機能が少し厄介です。
場合によっては、家族全員で洋画を観ている時のベッドシーン並みに気まづくなります。
家族間のプライバシーは皆無
先に述べたように、各種履歴が共有されるということは、あらゆる情報が家族間で筒抜けになります。ショッピングでの閲覧履歴、プライムビデオの視聴履歴など。これらの履歴を消去することも可能ですが、毎回同じ作業をするのはかなり面倒です。
子供が自分の部屋にこもりがちになるかも
プライムビデオは様々なジャンルの映像を配信しています。洋画・邦画・アニメ・お笑いなど、子供もハマりそうですよね。
子供部屋にテレビがなくてもプライムビデオを利用することで、自分の部屋にこもりがちになる危険性があります。
まとめ:家族会員とアカウント共有では利用できる特典が違う
いかがでしたでしょうか?
今回は家族会員とアカウント共有違いや、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
まとめると以下の通りです。
利用できるプライム特典を比較
家族会員 | アカウント共有 | |
お急ぎ便が無料 | 〇 | 〇 |
お届け日指定便が無料 | 〇 | 〇 |
特別取扱商品の取扱手数料が無料 |
〇 | 〇 |
プライム会員限定先行タイムセール | 〇 | 〇 |
ライフ/バロー | 〇 | 〇 |
Amazonフレッシュ | 〇 | 〇 |
プライムビデオ | ✕ | 〇 |
プライムミュージック | ✕ | 〇 |
プライムリーディング | ✕ | 〇 |
プライムワードローブ | ✕ | 〇 |
プライムゲーミング | ✕ | 〇 |
AmazonPhotos | ✕ | 〇 |
このように家族会員とアカウント共有では利用可能な特典に大きな差が生じます。
家族会員のメリット
・会費なしで特典が利用できる
・家族間でもプライバシーが守られる
家族会員のデメリット
・特定のプライム特典が利用できない
アカウント共有のメリット
・全てのプライム特典が利用可能になる
・登録が簡単
・情報の一括管理ができる
・家族以外でも利用可能
アカウント共有のデメリット
・各種履歴が共有される
・家族間のプライバシーは皆無
・子供が部屋にこもりがちになるかも
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身のご家庭ではどちらの方法で利用するのが良いのかよくお考えの上、家族でAmazonプライムをお楽しみください。
コメント