たくぞうです。
「教えてたくぞう!」では大型トレーラー運転手の仕事内容や、大型トレーラーとはどういったものかを時にはザックリ、時には詳しく解説します。
女性でも大型トレーラー運転手になれるの?
大型トレーラー運転手の仕事は女性にはきつい?
以上のような、大型トレーラーに興味のある方の質問にお答えします。
✓この記事でわかること
・女性だからこそ大型トラックではなく、大型トレーラー!
・運転手への道のりは男女差がない
・女性ならではの問題点
このように、この記事を読むことで『大型トレーラー運転手が女性にはきつい仕事なのか』がわかるようになっています。
現在は、鋼材輸送メインで大型トレーラー運転手歴7年の中堅ドライバー。
ひょんなことから運送会社に転職し、玉掛作業員から始まり、次にクレーンオペレーター、そして大
型トレーラー運転手として仕事をしています。
転職してから10年、運送業界の実情を少しずつ理解することが出来ました。
そして、今では充実したドライバー生活を送っています。
前職はいわゆる大企業で財務・経理を担当していました。
当然、運送業がどんな仕事か?玉掛って何?という状態でした。
なので転職したての頃は、異国の地で働いているような感覚でとても苦労した記憶があります。
そこでこの記事では、たくぞうの経験をもとに『女性にこそトレーラーをオススメする理由』をご紹介します。
まずは、女性だからこそ大型トレーラーをオススメする理由について解説します。
女性だからこそ大型トラックではなく、大型トレーラー!
トラック運転手は「男性の仕事」と思われがち。確かに長距離運転になると何時間も運転しなければなりません。体力が必要とされる仕事です。荷物の積み降ろし作業にしても、手積み手降ろしだと、かなりの体力・力仕事になります。
しかし!トレーラー運転手はみなさんがイメージしているトラック運転手の仕事とは少し違います。トラック運転手にも色々ありますが、トレーラー運転手こそ女性にオススメしたい職業です。
✓女性だからオススメする3つのポイント
①力仕事がほとんどない
②給料がいい
③人気者になれる
①力仕事がほとんどない
大型トラックと違い、大型トレーラーで運搬する荷物は人間の力では運べないものばかり。なので、手積み手降ろしはありません。
ズバリ、力仕事がない!
荷物にもよりますが、ほとんどの荷物が重量物になり、クレーンやフォークリフトでないと積み降ろしできません。車両系の荷物であれば、その車両に適した免許があれば問題ありません。
大型トラックのように10トン手積み・手降ろしがありません。
②給料がいい
歩合制の会社であれば、走った分だけお給料になります。男性と同じだけ稼げるのも魅力です。
同じ内容の仕事をしているので、給料に差が出るのはおかしいですからね。
③人気者になれる
近年「トラガール」という言葉が認知されるようになり、女性のドライバーも増えてきています。確かにダンプやウンイグ車は女性が増えてきた実感はあります。ただ大型トレーラー運転手となると、ほぼ見かけることはありません。現場は現在でも男性社会です。その中で女性が大型トレーラーを運転している姿をみると、男性目線から見ても「かっこいい」と思います。そんなかっこいい姿は、これからトレーラー運転手になりたいと考えている女性の憧れの的になることは間違いありません。
運転手への道のりは男女差がない
大型トレーラーの運転手になる為には最低限2つの免許があれば十分です。
大型免許・けん引免許の2つです。
会社によっては免許を持っていない、免許はあるが運転経験がないという方は門前払いされるされる可能性があると覚えておいて下さい。中小企業は即戦力が欲しいのでしょうがないことです。これには男性であろうと、女性であろうと関係ありません。
しかし、上記のような会社ばかりではありませんのでご安心を。
社内教育制度のある会社であれば、入社してから免許をとることも可能です。(中小企業ではまだまだ厳しいところが多いのが実情です。)
まだ免許は持っていないけど、大型トラック・トレーラーで仕事がしたい方向けに便利な制度を以下に挙げていますので、会社選びの際に役立てて下さい。
✓免許取得に関する便利な制度
①免許取得支援制度
②教育訓練給付金
③トラック協会の助成金を活用
①免許取得支援制度
多くの会社では3年または5年の間会社に所属することを前提に、免許取得費用を会社が負担したり、社員に貸し付けたりする制度です。
会社ごとに内容が異なりますので、詳しくは各会社の問い合わせることをお勧めします。
②教育訓練給付金
教育訓練給付金は、働く人のキャリア形成支援を目的に設けられており、厚生労働大臣の指定する講座を受講し、修了すると受講費用の一部が支給される制度です。
③トラック協会の助成金を活用
少子高齢化等によるドライバーの高齢化が進むなどの、トラック業界全体における人材不足が顕在化する中、若年労働者をはじめとする労働者の確保が急務であるということから、各種自動車運転免許の取得に対する支援を行う制度です。
各トラック協会で内容が異なりますので、詳しくは各トラック協会に問い合わせることをお勧めします。
以上のような支援制度がある会社を選ぶと、入社してからも自身のスキルアップに繋げることが出来ます。
是非、会社選びの参考にして下さい。
女性ならではの問題点
大型トレーラー運転手は、女性だからこそオススメしたいとお伝えしましたが、いいことばかりではありません。やはり女性ならではの問題もいくつかありますので、以下でご説明します。
✓女性ならではの問題
①トイレ問題
②日焼け問題
③家事・育児問題
①トイレ問題
やはり一番の問題はトイレでしょう。高速道路を走っている場合はSAがあるので問題ないのですが、一般道ではなかなか大型トレーラーを停める場所がありません。男性なら最悪その辺で…というのが可能ですが、女性の場合そうはいきません。
トレーラーを停めれるコンビニもかなり限られます。「大型OK」と看板があっても停めれないこともしばしば。
道の駅やトラックステーションなどもトイレポイントになります。
初めて行くルートなどの場合は、前もって会社の運転手に確認しておくのが一番の方法です。
②日焼け問題
トラックの窓はかなり大きく作られています。外仕事ほどではありませんが、少しずつ日焼けします。右手だけ…。実際は右手だけでなくフロントガラスからも日が差し込みますので、当然顔も日焼けします。たくぞうも年々シミが増えてきたと感じています。
UVカットフィルムを貼ったり、サンバイザー、長袖などで対策するのがオススメです。
③家事・育児問題
運転手の勤務時間は会社によって様々。定時の会社もあれば、配送先によって出社時間が日々違う会社もあります。
長距離になると家に帰れないこともしばしば。子供が熱を出したからと言ってすぐ迎えに行くことは出来ません。
そうなると頼れるのはパートナーや身内ですよね。就職までにしっかり話し合いをしておきましょう。
まとめ
まだまだ男性中心の運送業界、問題も山積みです。しかし、運送業界への女性進出が進むにつれ、少しずつではありますが女性が働きやすい環境へ移行している会社も見受けられます。これからもより良い環境になることは間違いないです。
運転が好き!
大型トレーラーで仕事がしたい!
子育てがひと段落したのでバリバリ働きたい!
と、考えている方。日本の物流を支えているトラック輸送、猫の手も借りたい程の人手不足です。人手不足でトラックが余っている会社もあります。
人手不足の今だからこそ絶好のチャンスです。
後悔のないトラガールライフを送るために、自分に合った運送会社を探す一歩を踏み出してみはいかがでしょうか?
自分が「好きなこと」を仕事にして下さい!
それでは、よいトラガールライフを~。
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